ピラティスは「健康的で美しいボディラインをつくれる」と大人気のメソッドで、近年その知名度は右肩上がり。
女性なら一度は関心を寄せた経験があるのではないでしょうか。
それでもピラティスを始めるのに二の足を踏む理由の1つに、体型への不安が挙げられます。
「ピラティスは太っててもできるのかな?」と不安を感じる声をよく聞くのです。
しかし、安心してください。ピラティスは太っている方にお勧めできるエクササイズです。
この記事では「ピラティスは太っててもできる?」と心配している方に向けて、ピラティスが体型に関係なく効果的な理由をご紹介。
ピラティスが向いている方と向いていない方の違いにも触れていきますので、ぜひ参考になさってください。
ピラティスとは

ピラティスは、呼吸と身体の動きを連動させて体幹を鍛え身体のバランスを整えるエクササイズで、マット上で行う方法とマシンを使用する方法があります。
ピラティスという名前は考案者であるトレーナーの名前を冠したもので、ピラティスは1880年代にドイツで誕生しました。
当初はリハビリを目的として発案されたピラティスは、現在では考案当時のメソッドを残しつつも現代人の心身のケアのためのエクササイズとして発展しています。
ピラティスにはさまざまな効果がありますので、以下でその特徴を紹介していきます。
ピラティスをするとどんな効果がある?
ピラティスを続けることで心身にとって良い効果はたくさんあります。
以下でピラティスの効果とそれによって得られる身体の変化をご紹介していきます。
ピラティスの効果 | 得られる変化 |
体幹やインナーマッスルが鍛えられる | ・肩や腰の痛みが軽減する ・便秘解消 ・声量が上がる ・しなやかで健康的な身体になる |
身体を正しく動かせるようになる | ・姿勢改善 ・内臓が正しい位置におさまる |
胸式呼吸により自律神経が整う | ・ストレス解消 ・睡眠の質が改善 |
体幹にアプローチし強化するピラティスは、身体の歪みを軽減し本来の自分に備わっているはずの美しい姿勢や、しなやかな身体をつくってくれます。
つまりピラティスでは、身体の不調を改善することが美への鍵となるのです。
太っててもピラティスがおすすめできる理由

ピラティスは太っている人に最もおすすめできるエクササイズといっても過言ではありません。
ピラティスはスリムな方がやっているエクササイズのイメージが強いかもしれませんが、体型が気になる人こそピラティスを継続すればその効果を得られます。
実際にピラティスのレッスンを覗いてみると、さまざまな体型の方がTシャツ姿でトレーニングしている姿が見られます。
そうは言っても体型を気にせずできる根拠が欲しいと思いますので、太っててもピラティスがおすすめできる理由を3つ説明していきます。
- 解剖学に基づいたエクササイズだから
- 激しい動きがないから
- トレーナーやマシンのサポートがあるから
体型を理由にピラティスを始めることに躊躇している方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
解剖学に基づいたエクササイズだから
ピラティスは解剖学に基づいたエクササイズのため、体型や年齢に関係なくどんな方でも利用できます。
ピラティスのエクササイズは、身体の構造や機能についての正しい理解のうえで成立しています。
たとえばピラティスのトレーナーは肩関節に対するピラティスを指導する際、肩関節を構成する関節や筋肉を理解し、脱臼リスクも把握した上で指導してくれます。
このことからわかるように、ピラティスでは身体に無理のある動きはしません。
身体にとって負担がない効果的な動きで運動できるのがピラティスのため、体重がある方でも安心して取り組めるのです。

激しい動きがないから
ピラティスのエクササイズには激しい動きがないため、太っていると心配している方でも負担なく運動できます。
体重がある人が激しい運動をすると、身体や関節への負荷が大きいため、怪我のリスクが高まります。
しかしピラティスでは呼吸をしながらゆっくりと身体を動かすため、膝や腰にかかる負荷もほかのスポーツと比較して少なく済むのです。
体が重いと感じている人はぜひピラティスを始めてみましょう。
トレーナーやマシンのサポートがあるから
ピラティスのレッスンを受ける場合はトレーナーやピラティスのマシンがサポートしてくれるため、体重がある人でも安心してエクササイズできます。
ピラティスのトレーナーはピラティスに対する知識はもちろん、解剖学や運動学などにも明るい身体のスペシャリストです。
そのトレーナーのもとで自分の身体を見てもらいながらエクササイズできるので、安心して運動できます。
またマシンピラティスでは、ピラティス専用のマシンのサポートを受けて正しく体を動かせます。
ピラティスに興味がある方はぜひトレーナーのもとでレッスンをしてみるのはいかがでしょうか。
ピラティスが向いている人の特徴

ここまでピラティスは体型に関係なく効果的である点をお伝えしてきました。
それではピラティスにはどのような方が適しているのでしょうか。
以下でピラティスに向いている人の特徴を3つご紹介していきます。
- 健康的で引き締まった身体をつくりたい人
- 体の歪みや姿勢を整えたい人
- エクササイズの根拠から学びたい人
この3つに該当する方はピラティスを楽しく続けられるはずです。
初めて見て「こんなはずじゃなかった…」という思いもしないためにも以下から1つずつ詳しく見ていきましょう。
健康的で引き締まった身体をつくりたい人
ピラティスは健康的で引き締まった身体をつくりたい人に非常におすすめです。
以下でその理由をお伝えします。
・引き締まった身体になる理由1:
インナーマッスルが鍛えられるため
体を中心部から支える力が増し、良い姿勢をキープできるようになる。腹横筋が鍛えられるためウエストが引き締まる。
・引き締まった身体になる理由2:
基礎代謝が上がるため
消費カロリーが上がるため、痩せやすい身体になる
・引き締まった身体になる理由3:
内臓や筋肉のバランスが整えられるため
内臓が正しい位置に戻ることや身体の左右差が改善されることから、スタイルアップする
以上の理由から、ピラティスのエクササイズを継続すれば美しくボディメイクできます。
体型を整えたい人やモデルのような健康的な身体を目指したい方は、是非ピラティスにトライしてみてください。

身体の歪みや姿勢を整えたい人
身体の歪みが気になっている人、姿勢を良くしたい人はピラティスを続けることで悩みを解消できます。
ピラティスがリハビリのために考案されたメソッドであることからも分かるように、身体のケアできる点もピラティスの大きなメリットであるからです。
例えば一般的なピラティスのレッスンは、個人の姿勢や筋肉バランスを確認する流れから始まります。
それから本来あるべき正しい身体の位置を確認したうえで、身体にアプローチするエクササイズをしていくのです。
身体を整えたい方の多くは自分の身体が歪んでいることは感じられても、その整え方には自信がない場合がほとんどかと思います。
無理やり姿勢を正そうとすると、反り腰が悪化するなど逆効果な場合すらありますね。
ピラティスに通えばトレーナーのもとで安心して身体をケアできますので、一度試してみるのはいかがでしょうか。
エクササイズの根拠から学びたい人
ピラティスはエクササイズの効果を根拠から学びたい人にもおすすめです。
ピラティスは解剖学や運動学に基づいたエクササイズです。
そのためピラティスで行う動きにはすべて学問的な理由があります。
骨の構造や筋肉の付き方、関節の正しい動かし方などを学びながら実践できますので、納得感をもってエクササイズに取り組めます。
そのためただ身体を鍛えるだけでなくピラティスの効果の根拠を知り学びを得ながらエクササイズしたい人は、非常に満足感を得られる時間になるでしょう。
ピラティスが向いていない人の特徴

ピラティスは継続すれば多くの場合が効果を実感できるエクササイズです。
しかし以下のような方は、ピラティスが合わない可能性があります。
- 短期間で体重を減らしたい人
- じっくり身体と向き合うのが苦手な人
- 大きい筋肉を鍛えたい人
以下に当てはまらない方はピラティスを楽しめると思いますので、ピラティスへの不安を払拭するためにも下記を確認してみてください。
短期間で体重を減らしたい人
短期間で体重を減らしたい人はピラティスでは自分が望む効果が得られないでしょう。
ピラティスはインナーマッスルにアプローチし身体を整えるメソッドであり、体重を減らすことに直結していないからです。
ピラティスが燃焼できるカロリーは、体重50キロの女性の場合、1時間あたり170カロリー程度です。
これはウォーキングを1時間したときの消費カロリーと同程度のため、運動強度は高いとは言えません。
そのためピラティスのみを行って短期間で体重を減らすのは難しいでしょう。
しかしもちろん、ピラティスを継続した場合は体重を減らすことも可能です。
長いスパンでダイエットに取り組める人にはピラティスがおすすめです。

じっくり身体と向き合うのが苦手な人
自分の身体とじっくり向き合うのが苦手な人は、ピラティスは向いていない可能性があります。
ピラティスでは胸式呼吸をしながら、ゆったりと身体を動かし体幹やインナーマッスルを鍛えていきます。
ランニングやボクシングなどの激しい動きのあるエクササイズとは種類が異なりますが、じっくりと身体に向き合い筋肉を刺激するため、人によってはきついと感じる人もいるでしょう。
ピラティスの動きが自分に合っているか不安な方は、動画配信サイトなどでピラティスを試して、向き不向きを確認するのもおすすめです。
大きい筋肉を鍛えたい人
ピラティスは筋肉を大きくしたい人にはおすすめできません。
ピラティスでは適度にアウターマッスルも鍛えられますが、主に焦点が当たるのはインナーマッスルです。
大きな筋肉をつくるには筋肉にハードな負荷をかけることが必要です。
例えばジムでマシンで負荷をかけるトレーニングや、ダンベルやバーベルなどの器具でトレーニングをすると良いでしょう。
大きな筋肉をつくりたい方は、ピラティスでは目標が達成できない可能性が高いので、注意していただければ幸いです。
太っている人はマシンピラティスがおすすめ

ピラティスにはマシンピラティスとマットピラティスがありますが、体型に悩んでいる人はどちらから始めれば良いのでしょうか。
結論から言うと、体重がある人やBMIが高い人にはマシンピラティスから取り組むことを推奨します。
マットピラティスでは自分の体重を利用するため、体重のある人には負荷が高すぎる可能性があります。
またすべての動きを自分の力のみで行うため、身体の動かし方に慣れるまでは怪我のリスクもあります。
一方マシンピラティスでは、マシンの強度を個人に合わせながら運動でき、身体の動かし方もマシンがサポートしてくれるので、安心してエクササイズできます。
太っててもできるかな…と心配している方は、まずはマシンピラティスから始めてみるのはいかがでしょうか。
おすすめピラティス施設
ではどのような施設があるのか3か所選んでみました。
実際にどんなトレーニングをしているのか料金体系はどのような感じか施設を選ぶ中でも参考になると思いますので是非ご覧になって下さい。
また無料体験などもおこなっておりますので参加することで体感出来ますのでおすすめします。

【Rintosull】
LAVA発マシンピラティスRintosull!「凛とした私」へ。お手頃価格で映像グループレッスンと丁寧なサポート。LAVA等も通えるプラン有

【DEP】
理学/作業療法士が指導!本格マシンピラティスDEP。医療でも導入のPHIピラティスで姿勢から根本改善。効果なければ全額返金保証付
★全国25店舗展開中★魅力のマシンピラティス!クチコミトップクラス【DEP】

【ピラティス&ジム1to1】
女性専用!マシンピラティス×ゆる筋トレ。1回6,600円~の完全個室パーソナル。しなやかで太りにくい理想の女性らしい体づくりを
↓内容など詳しくはこちらの記事↓

ピラティスは太っててもできるまとめ
この記事では「太っててもピラティスができるかな」と心配している方に向けて、ピラティスが太っている人におすすめできる理由をお伝えしてきました。
ピラティスは心にも身体にもメリットがたくさんです。
ピラティスに興味があったものの「自分は太っているから」と二の足を踏んでいた方は、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。
ピラティスで、より一層魅力的な自分へとステップアップしてみませんか。